プロローグ サーフィンとの出会い
宮崎に来た理由の一つは、自然に近い形で生きていくことだった。
いろいろあってボロボロだったから、自然で療養しようという始まりだったと思う。
そこで日々、新しい気づきがあって、
人生の点と点がどんどんつながっていく毎日だ。
サーフィンとの出会い
キムタク世代だし、運動は好きだし、サーフィンいいなー と心のどこかで気になっていた。
ただ、あまりにも自分のライフスタイルとは接点がなく、もう人生の選択肢からは消えていた。忘れていた。
宮崎に来てすぐ、おれの知り合いでは唯一サーフィンをしている福岡の親友が遊びに来た。
「ここにいるならサーフィンするしかないでしょ」
そう言われて初めて、自分のきた場所の価値がわかった。
ただ、まったく泳げないおれは1からのスタートだった。
最初はスクールに行って教えてもらった。同期は一人だけ。同世代のおじさん。今も仲間だ。
彼は毎日1時間半かけて、俺の家の近くの海に通っている。
おじさんをそこまで突き動かすものが海にはある。それがおれもよくわかる。
コーチにボードを押してもらい、初めてボードの上に立った。
自然と「シューッ」と声が出ていた。
息を吐いていた。
なんか、長年溜まっていたものが出ていった気がして、めちゃくちゃ気持ちよかった。
「うわ、これ一生死ぬまでやるやつやん」
それだけは確信した。
あの初日のことは今でも忘れない。
あれから5年目になる。
まったく上手ではないが、毎日、歯磨きのように当たり前に海へ通い、
海はおれになくてはならないものになった。
「現代人の悩みのほとんどは、サーフィンで解決できる。」
今は本気でそう思っている。
そして、これを形にして人に届けたくて、日々積み重ねている。
海で自然を感じる
もともと地球や自然、宇宙的な話は好きだった。
サーフィンを始めてから、より地球を感じ、それにのめり込んでいる。
今のところ言えること。
地球は2つあるということだ。
① 自然の地球
自然の地球には、人間の都合は通用しない。
波は自分の都合では来ない。
風も止まらない。
太陽も月も季節も、自分の思い通りにはならない。
だからサーフィンをしていると学ぶ。
頑張るより先に、見ること。
コントロールするより先に、感じること。
自然を操るのではなく、自然に合わせること。
力を抜くこと。やわらかく。やさしく。
まずはそこから始まる。
② 人間の地球
一方で、人間の地球もある。
学校。
会社。
受験。
仕事。
お金。
市場。
政治。
これらは人間が作った世界だ。
ルールがあり、仕組みがあり、競争もある。
努力も必要だし、戦略も必要になる。
受験もそうだ。
ただ頑張ればいいわけではない。
今どこにいて、どこを目指し、何をするのか。
考えて進む必要がある。
③ 苦しくなる時は、片方しか見えていない
自然の地球だけを見ていても生活はできない。
人間の地球だけを見ていても心が苦しくなる。
結果だけを追い続けると疲れる。
逆に、気持ちだけで動いても前には進まない。
だから大事なのは、どちらかを選ぶことではない。
両方を見ることだ。
自然の流れも感じる。
現実も直視する。
その両方のバランスが必要だと思う。
④ 見る → 感じる → 合わせる → 乗る
最近の自分への合言葉がある。
「よく見る。
感じる。
合わせる。
乗る。」
受験もそう。
子育てもそう。
仕事もそう。
サーフィンもそう。
スプラトゥーンもそう。
無理やり押し切るより、まずは現実をよく見る。
見えていないことがたくさんある。
問題をよく見るのと同じだ。
操ろうとしない。自分が主役じゃない。
見て、感じて、合わせる。
そうすると、乗れることが多い。
地球は2つある。
だから、この2軸をしっかり持って生きていく。
