新中1|少年の心の変化が尊い話

目次

① 進学先決定まで

一時は
「中学受験なんかしない!」
というところまでいった。

そこからなんとか私立の入学までたどり着いた。

彼とは小6になる前くらいからの付き合いだ。

普通の小6で、
男子4、5人でチャリでスーパーやどこかに出かけ、
Switchでフォートナイトをやりこむ。

好きな話題は、
フォートナイトのガチャの話や、
YouTubeで最近面白い人など。

そんな男子だった。

中学受験が近づくにつれて、

周りの仲間はそのまま公立に進学するのに、
なんでおれだけ。

という思いが強くなってきたようだ。

気持ちはよくわかるから、話を聞いた。

そして、おれの感想を伝えた。

お母さんお父さんとも、
進路についてたくさん話をして、お母さんお父さんも悩まれたと思う。

おれは、お父さんお母さんの意見と同じだった。

彼は私立に行くべきだ。

さあ、どうやって気持ちを向けようか。

私立のよさ、メリット。
公立のデメリット。

そういうことじゃない、
というのはわかる。

でも、じゃあどうすれば。

海に入って、思った。

サーフィンも人生も一緒だ。

よく見て、感じて、合わせろ。

お母さんに、週2回の接触スタイルを提案した。

時間は短くても、接触回数を増やすことで、
波長を合わせていった。

これは大成功だった。

数ヶ月後、

「私立にいく」

と言った。

うれしかった。

そのあとも感情の浮き沈みはあり、
お母さんとは
「行きたくない」ともめたこともあったようだが、
おれにはそれを見せなかった。

葛藤してるんだなと思った。

尊かった。

すぐに結論が出るわけでもなく、
時間と積み重ねで進んできた。

この時間とチャンスをくれた
お母さん、お父さんに感謝だ。

あとは、
入学直前になって、

「やっぱり行きたくない」

と大きく揺れないか心配だった。

そして、
入学準備、説明会、制服受け取りなど、
いろんな経緯を本人の口からその都度話してもらった。

入学へ向けて、
英語、数学の勉強も始めていった。

リズムができてきた。


② 入学後

入学1週間、

「行きたくない」

グチが大放出した。

いま思えば想定できたことだけど、
おれは積み上げてきたものが崩れたような気がした。

このときはおれも冷静じゃなかった。

言葉がなく、沈黙が長かったし、
残念だという気持ちが全面に出てたと思う。

おれの内心は、

うわ、これはやばいな。
やめるとかの流れはきついな。
これ、今日で終わるかもしれないな。

そんな空気を感じていた。

本人の話を聞いた。

通学バス(1時間)ではスマホは使えない。
休み時間もみんな静かにおとなしくしてて楽しくない。

環境の変化と拘束感が受け入れられないようだ。

さらに、
公立の友達の休み時間はこんな感じなのに、
などと見せてくれたから、
よっぽど嫌だったんだろう。

「それはいまだけだよ」
「すぐに慣れるよ」

と言いかけて、やめた。

違う。
それじゃない。

ただ、かわりの言葉が見つからなかった。

人生を楽しむために、
いまおれは彼に伴走してる。

よしわかった。

今日一日の中で、
何が楽しかったかを探していった。

学校の中でも、
少しでも面白い先生だったり、
クラスの人だったり、
なにか小さいことでも探そうと思った。

彼の答えに打ちのめされた。

朝、スクールバス乗り場に行くまでに、
昔の公立の仲間と一緒に歩いたとき。

だよね。

いつもよりはっきり言い切る姿に
これはガチだなと思った。

本人の気持ちは手に取るようにわかる。

でも、ここの目線を上げたい。

今日はなにも言葉が出ず、

「また来週」

とつなげた。

③ 入学後3週間

本人が、
学校の状況を話してきた。

そして、

「友達」

という単語が出てきた。

クラスのグループLINEで
面白い人がいると見せてきた。

そして全部ではないが、

「GWの宿題はこれです」

と自分から言ってきた。

おれがどうしたこうしたの教育論ではない。

ただただ、
少年のその変化が尊い。

これだから男子は不器用で、愛せる。

④ 天職

これからも、
いろんな男子の人生に伴走したい。

そして、
操ろうとするのではなく、

合わせて、乗っていきたい。

それができたとき、いい仕事したな〜って心が満たされる。

これを毎授業でできるように、心と体を整える。

天職に感謝です。

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