塾長

鹿児島生まれ、福岡育ち。
幼い頃からスパルタ父のもとで野球に打ち込み、毎日をグラウンドで過ごしていた。
肩を壊して夢が途切れたとき、父が放った一言──「じゃあ東大に行け」。
その瞬間から、人生は“勉強”というレールに切り替わった。

進学塾に通い、附設中に合格。
しかし中3で父と決別し、人生は激変。
10代後半〜20代前半は東京と大阪をさまよい、
「自分は何者なのか」を探す日々。

本当はお笑いが大好きで、尊敬する芸人さんの世界に憧れもあった。
でも踏み込む勇気がなかった。
このころは何をするにも自信がなく、行動に移せなかった。
東京をあきらめて福岡に戻った。
しばらくして、やっぱりもう一度挑戦したくなり、また東京へ。

いろいろ挑戦し、深く考えた先に、なんとなく直感で感じた。
「おれは、エンターテイメントと教育だ。」
未練なく福岡に帰る決意にできた。

かつて通っていた塾に入社し、走り続けた。
社員として13年、教室長として8年。楽しかった。
2000人以上の子どもと、その家庭に向き合った。
人の人生に入り込む仕事で、「これは天職だ」と心から思えた。

附設・ラ・サールなどの中学受験から、公立高校受験まで。
全50教場中の最優秀表彰ももらった。

ドロップアウトした自分が、会社員になり、家を持ち、最愛の娘二人が生まれ、出世し──
順調に見えた先で、挫折した。
体が壊れ、心が壊れ、コロナとも重なり、完全に止まった。
会社では「おかしくなった人」になってしまった。

教育業界から離れ、すべてを手放したそのとき、
人間万事塞翁が馬。
最愛の奥さんが現れ、おれを救ってくれた。
そこから人生は再び輝き始めた。

再婚し、妻のふるさと宮崎へ。
太陽と海に囲まれた暮らしの中でサーフィンに出会い、
心と体を整える生き方を、海から毎日学んでいる。

宮崎に来てから、教育者としての自分も、人としての自分も、海が全部リセットしてくれた。
その流れのなかで立ち上げたのが、オンライン塾 「ひなたひかり塾」。
ここから、オンラインで魂を届ける。