UMIROKU｜0430（伊比井）

白い砂と海の色に全身が反応した。
場所が違うとまるで違う。
久々の伊比井。
階段の横にサンダルを脱ぐ。砂が熱い。白くて、きれい。

地形が見える。この景色がすでにプライスレス。
ケツまで太陽浴びながら、濡れた砂の上でストレッチ。
バランスボールのような気持ちよさ。

そして入水。火照った体に、ちょうどいい水温。
力を抜く。ただそれだけで浮ける。
顔上げること。呼吸できる。

亀になればいい。亀なんだから。
呼吸だけ合わせる。海と。

うねりが美しい。潮が上がってきたらどうなるかワクワクする。

一本目は焦った。
時計なんていらない。太陽とだけ向き合ってればいい。

三本目のテイクオフ、形が良かった。
潮がこれから上がってくる。さあどうなる。

これはここでしか味わえなかった。
選択をちょっと変えるだけでこんなに景色が違う。
想像つく未来なんてつまらない。
ワクワクする方へ。

ソロンの言ってた通り。
今この瞬間が、未来をつくってるデータの一部なんだ。
データの蓄積は大事。
先人のデータも大事。
ただそれを真似してたら楽しくない。
ソロン×おれ　だからできること。
どちらかが欠けても成り立たない。

首が上がった。遠くを見た。
サーフィンで、首が上がった。
スプラも、下を向いてちゃだめだ。
水平線より、上半分を見よう。