小6サピ男子 偏差値60越え狙い
夏休み総括
塾の夏期講習すべての授業とテストが終わり、
夏休み最後の授業。9月以降へいい流れを作りたい。
夏休み、ハイレベルな問題にくらいつき、本当にがんばった。
最初は「ただこなしてる」だけだったけど、
「自分でもっと考えて、主体的に」というメッセージを素直に受けとめて、
そこから変わった。
課題リストを自分で更新しては私に送ってくれて、
「合格するために何をすべきか」を自分で考えて動くようになった。
授業中の発言や質問も増え、内容も芯を食っている。
頼もしくなった。
2学期が本当に楽しみだ。
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マンスリーテスト
そして迎えた、夏最後のマンスリーテスト。
答案(問題用紙)にはびっしり戦った跡が残っている。
結果は——大ゴケ。
焦って、流れを失い、本人も落ち込んだ。
「結果は良くなかったが、夏勉強した!って言えるでしょ?
ちゃんと結構勉強したなっていう実感はある?」
「……あります」
「それが言えれば大丈夫。それが一番大事。今回ボロボロにやられたけど、力は確実についてるよ」
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野球の比喩
夏に積み上げた「160キロ級の球を打ち返す練習」で、力は確実についている。
ただ今回は「130〜140キロの球」を並べられて、まだそこが固まっていなかっただけだ。
⚾ 野球で言えば、160キロは少しずつ打てるようになった。
130キロも打てる。
でも、150キロを並べられるとまだ大変。
—だから、これからの練習テーマが見えた。
「160キロの練習は夏でできた。実際の試合では150キロの球がばんばん来る。
そこをこれから練習していけばいい。だから大丈夫」
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授業のハイライト
授業の中でも印象的な場面があった。
「面積の差を求める」問題で、最初は手が止まった。
少しヒントを出す。
「面積の“差”だからたぶん工夫系じゃないかな?」
「あ、そういうことか!」
声が変わり、表情も切り替わった。今日イチ脳が輝いた瞬間だった。
止まる瞬間もある。けれど、その後に一気にひらける。
これを積み重ねた子が受験を勝ち抜いていく。
このリズムができてきたのも、大きな夏の成果。
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大ゴケの意味
むしろこのテストで、大ゴケしてよかった。
弱点があぶり出された。
課題が見えた。
本気で戦った経験が自分を強くする。
「こんくらい頑張ったら点数取れたって思うより、
頑張ったのに全然取れなかったって経験の方が伸びるんだよ」
「大事なのはその経験を活かすかどうか。それは自分次第。落ち込んでる場合じゃねーチャンスだ」
この夏で力を伸ばしたのは間違いない。
点数は悔しかったかもしれないけど、
私たちにとっては最高の経験になった。
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あっという間で気持ちよくて、
すばらしい授業だった。
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