東京入試まで、あと10日。



いまの思い

東京入試まで、あと10日。

今年もたくさんの生徒を見てきた。

うまくいったり、いかなかったり。

いろんな思いがあって、なんとも言えない気持ちになる。

その中のひとつに、

うまくいかなかった6年生への無念がある。

「どうすればよかったのか」

いまも考えている。

毎年、考える。

この文章を書きながらも、答えは出ない。

ただ、子どもたちとその家庭に、幸せな中学受験をしてほしい。

その気持ちは年々強くなる。



1. 6年で固まり始める

6年生で固まり始める。

ここは今年も強く感じた。

秋以降は大きな逆転は起きにくい。

そして残り100日は、本人たちには長い。

特に乗れてない生徒たちにとっては地獄だ。

固まるのは、能力というより習慣やクセだ。

一つ一つの物事に対する向き合い方、逃げ方、詰め方。

中学受験でそういうものが、そのまま出る。

それが問題を解ける解けないに直結する。

こどもは大人にはできないすごい処理ができたりする。

一方で、ウソやごまかしなども露呈する。

中学受験を通して、自分と向き合い、小さな成功体験を積み重ね、いい習慣を身に着けていく。

生き方につながっている。

生き方そのものを形成中だと、すごく感じる。

それが6年の秋にはほぼ固まっている。



2. 俺の私見|6年はツーチャンス

ここは塾や関係者は言わないところだから、はっきり言っておく。

俺の私見だ。

6年はツーチャンス。

① 6年夏 前まで。

塾で新しいことを習うのはここまで。

夏以降は総合的な対策に入っていく。

1週間の範囲でテストがある。

努力直結型のテストはここまで。

チームで「テストの点を取る」というゲームができてるかどうか。

② 6年夏。

夏で遅れをカバーできるか。

総復習して苦手単元を洗ったり、

補強したり。

いい習慣、いい環境づくりのラストチャンスだ。

強いチームは夏の過ごし方が違う、答え探しをしていない。唯一無二のチームのいまの答えを作り出してる。

3. ツーチャンス後は「整えるフェーズ」

ツーチャンスが終わったら、

次は整える(目標を再設定)のフェーズに入る。

目標をチームで再確認する。

志望校、そこでいいのか。

遠すぎるとイメージできない。

いつか届くだろう、では届かない。

そしてもう一つ。

中学受験そのものを続けるかどうか。

ここの損切りが、なかなかできない。

中学受験がすべてではない。

ゴールではない。

結果や他の人の答えや評価に左右されると、人生でもそれらに左右されるだろう。

それも悪ではない。

ただ、俺は好みではない。

だから結果よりいまが大事。いま楽しめてるのか。少なくとも苦痛じゃないか。

本人が幸せな受験ができるかどうか。

そこが大事だと思っている。

それに結果や実りはついてくる。

中学受験が人生そのものの入り口だとするなら、

それが幸せなもの、楽しいものでないとかわいそうだ。

だから中学受験が向いてなくて損切りできる人はカッコいい。

いくらでもその子の幸せはあるし、人生スパンで見たら、中学受験成功組を全然逆転できる。

今までの中学受験の経験も、損にはならない。

点と点になる。



4. 楽しめたら勝ち

楽しむには、チームで頭ひねって考えて、

「環境」と「準備」を整える必要がある。

綺麗事じゃなく、心底思う。

楽しめたら勝ちだ。

本気でそれを思えるか。

そのために頭をひねって整備できるか。

やれない言い訳はいくらでもある。

俺自身、親父に殴られながら5年・6年と塾に通った。

きつかったんだと思うが、思い出として残っているのは、

「塾が楽しかった、という印象だ。

これは合格者のほとんどがそれぞれの塾でそう思ってたのではないかと思う。

親父に殴られてなかったら、俺はサボっていたと思う。

毎週のテストをゲーム的に楽しむところまで行けなかったと思う。

数十年前の昭和9年生まれの親父は暴力的だった。

そのやり方は今の時代に持ち込むものじゃない。

ただ、チームとして強かったのは事実だ。

必要なのは暴力じゃない。

それぞれのチームで、盛り上げ方を作ること。

塾や親だけじゃなく、親以外の師もうまく利用していく。



5. いいチームの共通点の一つ|親がすごい

しつこいが、答えはない。

家庭それぞれだ。

それでも、見てきた共通点がたくさんある。

数ある中で、ひとつに絞る。

それは、「親がすごい。」

うまくいく小学生は、親がすごい。

あの親が合格をさせたようなもんだ。

そう感じることは多々あるし、塾の先生ならあるあるだと思う。

その「すごさ」は、勉強を教えられるとか、管理が上手いとかじゃない。

親の生き様。

親の魂。

親の生き方。

それが、子どもに伝わっている。

中学受験は、親の生き様を伝えられる最高の機会でもある。

チーム戦の強さは、ここで決まることがある。

俺は親父から、それを完全に受け取った。

だから俺は、それを自分の子供たち、俺の授業を受けてくれる生徒に渡す。



6. さいごに|どうなってもプラス

だから楽しんでいこう。

正直、楽しめてない人もいると思う。

そういう生徒は特に、ここまでよくがんばった。もうがんばらなくていい。

やってきたことは力になっている。無駄じゃない。

次は、整えるフェーズからリスタートだ。

考えるな。感じろ。

試験会場で見た景色、試験中の思い。感じてこい。

いずれ、点と点がつながる。

東京入試まで、あと10日。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次